字幕版冬ソナ。
字幕版の冬ソナが昨日から始まった。吹き替え版は最後の数回だけしかみていなかったけれど、落ちを知っているせいか(「男らしく」勇敢にふられるサンヒョクがあわれだった)、はなしの筋がぴちぴちとつながって観られる。それにしても、字幕版のほうがだんぜん良い。なにしろ、チェ・ジウもペ・ヨンジュンも低い声で喋る。吹き替え版のどこか非日常的なソプラノとテノールのかけあいよりも、ずっと雰囲気がある。テレビをみながら「おいおいっ!」と合いの手をいれたくなるようなつっこみどころ満載の、昔なつかしい少女漫画や大映映画のようなストーリーなのだけれど、だからこそかえって気になって最後まで観てしまう。
チェ・ジウの韓国語の発音はたしかに舌足らずにきこえる。監督のスーパーロマンチストぶり満々の演出のせいもあるのだろうけれど、清純派のはずの女子高校生ユジンのコケットぶりがいっそうきわだつ。ユジンの妹は幼女なのにもっとコケットだ。「おにいちゃんハンサム。わたし、おにいちゃんとケッコンする」と、熟女そこのけのなめまわすようなねっとりとした視線をチュンサンこと「ペさま」に投げる子役がみごと。無理矢理に高校生を演ずる「ぺさま」扮するチュンサンもかなり女たらしふうだ。しかもサンヒョクの上を行く直情径行である。実はあの話、稀代のコケットと稀代の女たらしが出会って、純愛風にみえる宿命の恋に落ちてしまう話なのではないかとも感じられてくる。ユジンとチュンサンはそれぞれに見かけは清純そうだし、誠実であろうと努めているようにみえるのだが。
チュンサン、実は頭いい。高校生なのに大学教養レベルの微分方程式を解いている。
彼のママがアメリカで成功してニューヨークに住んでいるピアニストという設定も興味深い。たぶんジュリアード出という設定だろう。
筋書きはとてもわかりやすい。ロケ地はどこもとてもフォトジェニックだ。
ううむ。アホだのう、と思うのだが、あとをひくのがなんとはなしにはわかる気がする。
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